交通事故で後遺症に強い弁護士は、まず自賠責保険の後遺障害認定手続きの見通し、次に示談・訴訟における適切な見通しを示すことができる弁護士を選ぶ必要があります。
交通事故の後遺症が問題となる損害賠償の知識としては、法的知識のみならず、適切な紛争解決手段を選択できる能力、自賠責保険実務(とりわけ重度後遺障害事案の特徴としては自賠責保険の後遺障害認定システムの理解が極めて重要となります。)、医学的知識、他の保険制度の知識、自動車工学に関する知識など横断的かつ複合的な知識・能力が必要となります。
そのため、このような知識・能力が不十分な場合には、適切な見通しを示すことは困難です。例えば、事案によっては、必ずしも裁判に持ち込むのではなく、示談による方が被害者に有利に解決できるケースもあります。その判断に当たっては、先に述べた複合的かつ横断的な事項を総合的に考慮することが大切になるため、その判断を誤ると被害者に不利な結果をもたらすおそれすらあります。
以上の理由から、交通事故で後遺症に強い弁護士の選び方としては、自賠責保険の後遺障害認定手続き、示談・訴訟等の手続きにおける適切な見通しを示すことができるかどうかを一つのメルクマールにされることをおすすめします。
当弁護団では、各自が、示談、調停、交通事故紛争処理センター、訴訟などの手続きで、重度後遺障害事案をはじめとする様々な後遺障害事案を経験してきたことから、各自の経験・ノウハウを集約した弁護活動を日々実践しております。
また、当弁護団では、チームで一つの事件を多角的に検証し、常に被害者の方にとって解決に向けた最善の方法をご提案いたします。